ドル円は128.35円近辺で推移しており、4月20日に付けた129.425円から一旦は一服感が出いているようです。
しかし、環境自体に変化はなく、日米の金利差拡大は5月の政策金利発表で確実のものになりそうです。
ここ最近の急激な円安で、鈴木財務大臣が「悪い円安」発言を行い、さらに黒田東彦日銀総裁も「過度に急激な円安はマイナスに作用することも考慮する必要がある」と衆院の委員会で話した。
ドル円は129.425円→127.445円に調整を入れたものの、下値は4時間足ベースでいままでサポートされている25本EMAにワンタッチした後、再び上昇し始めています。
「ミスター円」と呼ばれた元財務官の榊原英資氏は共同通信のインタジューで、130円台で為替介入の可能性があると指摘するものの、「現在の円安は日米の金融政策の差が理由です。日本経済が弱くなっての円売りではないから、大きく懸念する必要はないと私は思う」と伝えた上で、「今年末から来年にかけて1ドル150円弱まで進むと予測しているが、心配ないと思う。来年には黒田総裁が退任しており、利上げが行われると言われており、円安は長くは続かない」と指摘した。
130円台で為替介入が行われる可能性はあるものの、日米の金融政策の差による円安ドル高はまだ続く可能性はありそうです。
週足チャートで考察した場合、タイムサイクル分析におけるトップ想定は来年1月前後とカウントできるため、調整が入る可能性はあるものの、基本的な流れに変化はなさそうです。
これにより、クロス円においても同じ流れになりやすいことから、円の独歩安は不変と思われます。
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