イースター休暇後、波乱含みの金相場。
今週後半の米国経済指標の予定を見てみましょう。
注目の米国経済データ
4月21日(木)21:30 // フィラデルフィア連銀製造業景況指数(4月)
[コンセンサス予想:20.0 // 前回:27.4]
今月初め、米国の産業部門の健全性と拡大ペースを測るISM製造業景況指数が1年以上ぶりの低水準となり、投資家は落胆しました。
製造業経済の全体像が全体的に明るいままであったとしても、投入コストの上昇と欧州戦争の余波の両方が米国経済のエンジンルームにもたらすリスクを実証したのです。
今週のフィラデルフィア連銀製造業景況指数は、連銀の一地域のみを対象としているが、重要な地域であり、より大きな全体に対する試金石と考えられているものである。
2022年4月の工業部門に関する最初の意味のあるデータとして、エコノミストは3月から持ち越された減速を予想しているが、改善する前にさらに悪化する可能性があるという兆候を見ないことを望んでいるようです。
ここでは、金の反応関数はかなり伝統的なものになると予想されます。
予想を下回る、より心配な数値は、金相場にリスクオフの追い風となる可能性も高まります。
今週のFedSpeak
米連邦準備制度理事会(FRB)の次回FOMCを待つ(ように見える)長い4月も終わりに近づき、委員会は5月の第1週に開かれるため、今週はFRB高官のパブリックコメントが制限されるブラックアウト期間前の最後の会合となります。
先週の消費者インフレデータを「良い」と評するのはまだ無理があるが、3月のFRBによる初の+0.25%の利上げが、数十年に一度のインフレ率の高止まりに貢献したという示唆の芽は、おそらく主要FOMC参加者との質疑応答で(そしておそらく準備発言でも)出てくることになるであろう。
また、木曜日にはパウエル議長がIMFのイベントに出席し、ラガルドECB総裁らとともに世界経済の進路や障害について議論する予定ですが、これにも注目が集まりそうです。
水曜日
サンフランシスコ連銀総裁メアリー・デイリー(非投票者)、シカゴ連銀総裁エバンス
木曜日
パウエル米連邦準備制度理事会(FOMC)議長(投票者)
皆さんのマーケットでの幸運を祈ります。
以下は金相場の参考動画です。
→ 金先物・分析動画