JPX金は前日比8円高の7806円で引けました。
米ドル円の急落により、昨日のプラス幅を大幅に消す展開となり、長い上ヒゲを形成しました。
10日EMAと25日EMAに絡むピンバーということで上値の重さを確認したカタチです。
目先は25日EMAまでの戻りは売り戦略が有効に機能しそうです。
金ドルは1780ドル近辺で2週間ぶりの高値で推移しており、3営業日連続で陽線を形成しています。
金価格の急騰の背景にある主な理由は、昨日のパウエルFRB議長のメッセージです。
米国の12月政策金利で50ベーシスポイントの利上げを織り込む内容です。
パウエル議長のハト派的見解により米ドルは全面的に弱含みました。
中国の経済活動再開の楽観主義はリスク選考にとってよい兆候であり、安全資産である米ドルを犠牲に金価格を押し上げる状況となっています。
12月13日~14日のFOMCに先立って「ブラックアウト期間」に入る中、金曜日の米雇用統計の発表に注目が集まっています。
その他の指標としては、本日1日22:30発表の米PCEコア・デフレーターと、24:00発表の米ISM製造業景況指数 も注目されています。
目先は先月の最高値である1787ドルに向けて新たな上昇を試す可能性がありそうです。
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