JPX金 明日の米CPIを織り込む動き

JPX金先物は前日比10円安の7615円近辺で推移しています。

今日は方向感の定まらない展開が続いています。

一時安値は7569円、高値は7664円と短期的な動きを見せる場面もありましたが、全体的に動意に乏しい状態です。

ドル円相場は137.33円まで下げる場面もありましたが、その後は買い戻しも入っており、昨日の上昇の調整といった動きになっています。

金ドルについては1734.7ドル近辺で推移しており、一時下値1723.18ドル、上値1744.20ドルと短期的に動く場面もありましたが、その後は再び小康状態です。

ユーロドル相場が1ドル割れのパリティに迫っており、金ドルにおいては売り材料となる中、引き続き金ドルの下落とドル円の上昇で綱引き状態です。

目先は、明日の21:30に発表される米CPIが注目されています。

前回5月のCPIは予想に反して、40年ぶりの高い伸びとなる前年比8.6%となったことで、米国の引き締め姿勢を強化するものとして株安につながりました。

また、ドル円相場は、9月FOMCの0.5%の利上げ予想を一段と強め、ドル買いが優勢となりました。

NY金については、FRBが0.5%の大幅利上げを9月まで継続するとの見方が浮上し、一時1824.63ドルと、5月19日以来の安値を付けました。

明日13日に発表される6月CPIは前年同月比で8.8%の伸びが予想されています。

現在の価格帯はこの予想を織り込んでいるため、実際に発表される数字によっては動きが変化する可能性があります。

<参考動画>
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Author: LCT
金融商品取引業者にて投資アドバイザーとして従事。独自のテクニカル分析(サイクル分析、フィボナッチ分析、プライスアクションなど)・資産管理手法を用いた投資手法で相場に取り組んでいます。

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