金相場 FOMC結果と今晩の注目ポイント


金先物は前日比112円高の6531円で引けました。
昨晩の夜間取引で大幅上昇した金相場は日中取引でもその水準を維持する展開が続き、ほぼ大引け坊主のローソクを形成して終えています。

昨日13日公表されたFOMCの議事要旨で、FOMCは9月21~22日に開いた会合で、テーパリング(資産購入の段階的縮小)を今年11月半ばあるいは12月半ばから開始することで当局者の意見がおおむね一致したことが明らかになりました。

国債の買い入れを月額100億ドル、住宅ローン担保証券(MBS)を50億ドル減少させれば、来年の6月~7月には買い入れを完全に停止することになります。

テーパリング決定後は、インフレ動向を踏まえて、FRBがより迅速に利上げを実施するかどうかが注目されることになり、利上げ時期が市場での最大の焦点となってきそうです。

今晩の注目材料は米国の新規失業保険申請件数です。
日本時間21時30分に発表され、次のFOMCまでの間、この週次の数字にはより大きな注意、少なくとも感度が払われることが予想されます。
金価格の変動は一時的なものになる可能性もありますが、それに備えておく必要があります。

10月14日(木)21時30分
新規失業保険申請件数
 前回: 32.6万件
 コンセンサス予想: 32.3万件

次回のFOMCは、2021年11月2日~3日開催、声明発表:日本時間11月4日午前4時、午前4時30分からパウエルFRB議長の記者会見があります。

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<注目記事>
金投資における注目すべき米国の経済データ 2021年10月11日週

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Author: LCT
金融商品取引業者にて投資アドバイザーとして従事。独自のテクニカル分析(サイクル分析、フィボナッチ分析、プライスアクションなど)・資産管理手法を用いた投資手法で相場に取り組んでいます。

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