金投資における注目すべき米国の経済データ


 今週後半の金投資における注目すべき米国の経済データについてお伝えします。

9月30日木曜日 21:30発表
(米) 新規失業保険申請件数
前回 35.1万件 予想 32.5万件

現状では、資産購入プログラムの段階的縮小を開始するというFRBの計画を確認するために、現在から11月のFRB会合までの間に最も期待されている経済データは、来週発表される9月の雇用統計です。
その注目度は、毎週発表される「新規失業保険申請件数」から得られる労働市場の動向にも波及することが予想されます。
週次の失業保険申請件数の傾向が、そのまま非農業部門雇用者数の結果に結びつかないという例はいくつかありますが、投資家がここでのサプライズに特に敏感になる可能性は否定できません。
この数字が急上昇し、投資家がFRBの方針に疑問を抱くようになれば、金価格は上昇する可能性があり、予想外の下降(例えば20万人以下)は金の勢いを弱めるかもしれません。先週予想されていた上昇修正は、予想よりも少し押しが強かったため、今週のアナリスト予想は35万人以下に落ち着くと見ています。

10月1日(金) 21:30発表
(米) 8月 個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)
前月比 前回 0.3% 予想 0.2%
前年同月比 前回 3.6% 予想 3.5%

FRBが独自に測定する消費者インフレ率は、8月の消費者物価指数とほぼ一致すると思われます。「コア」インフレ率の測定値は小幅ながら重要な減速を示す一方、エネルギーと心配なことは食品の価格が上昇することで、変動の大きいヘッドラインの数値は少し高くなるでしょう。FRBはすでにインフレ抑制のための最初のステップについてフォワードガイダンスを出しており、緊急措置を除けば、11月は中央銀行が変更を加える最も早い機会となります。
PCEの数値が予想通りまたは無理のない範囲で予想を上回っても、米ドルや金市場が大きく反応するリスクはほとんどないはずです。
予想よりも大幅に低下した場合は、FRBの政策見通しに沿った金の価値を判断する意味でも、またインフレヘッジとしてのイエローメタルの役割を考える意味でも、週明けの金相場にとっては逆風となる可能性がある。

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Author: learncycletrading
商品先物・FX・株価指数で独自テクニカル分析(サイクル分析、フィボナッチ分析、プライスアクションなど)・資産管理手法を用いて相場分析を行っています。

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