金価格(XAUUSD)は、昨日の高値1640.91ドルを超えた後も回復を続けており、1648ドル近辺で推移しています。
ドルインデックス(DXY)が113ドルの重要な節目を維持できず、わずかな調整局面を演じています。
ただ、下値は4時間足で10本EMAを維持しており、依然として底堅さは保っています。
本日の米雇用統計データの発表前で不安な兆候を示しています。
ゴールドトレーダーの強気派は、米国のインフレ予想の低迷と米ドルの調整局面を期待しているように見えます。
しかし、現状は米利回りは依然として高く推移しており、NFPを前に金の弱気相場は継続しています。
それにしても、1600ドルという非常に強いサポートラインを維持しています。
いまの時間帯は、一旦1600ドル割れに失敗したことで、売り方は静観している状態に見えます。
つまり、レンジ上限で売ったポジションの買戻しにより、25日間の平均値に引き寄せられている状態です。
いずれ、この水準でのポジションが膨れ上がることで、どこかのタイミングで再び仕掛ける展開が出てくるでしょうから、それまでは静観といったところです。
その時期は、今晩の21時30分以降なのかもしれません。