金相場 日中立会いを終えて ドル建て金の動向を注視

JPX金は前日比157円高の7896円で引けました。

実線は10日EMAと25日EMAをサポートに急伸し、大陽線を形成しました。

ほぼ大引け坊主というカタチとなり、強い相場を演じています。

金ドルは1702.90ドル近辺に上昇しており、9月28日の安値をボトムに上昇波を形成し始めています。

実線は25日EMAを上抜けており、上値はボリンジャーバンド2σ上限や75日EMAが視野に入ってきそうです。

ドルインデクスは111.66近辺に下落し、米10年債券利回りは3.629近辺に低下していることで、ドル建て金の買い戻しが入っている状態です。

いままで下げ続けてきた分の乖離幅を修正する動きとなっていることから、数日間は乖離修正による買いが入りやすい状況にあると考えられます。

米ドル円については、145円以上が日銀介入警戒により、心理的に買い進め難い状況にあることでこの水準での値動きが引き続き考えらえます。

JPX金の値動きは、いままでドル円の動きに左右されていましたが、ここにきてドル建て金の値動きがけん引役になりはじめており、ドル円が膠着状態にあるうちは金ドルの動向に注視する必要がありそうです。



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LCT
Author: LCT
金融商品取引業者にて投資アドバイザーとして従事。独自のテクニカル分析(サイクル分析、フィボナッチ分析、プライスアクションなど)・資産管理手法を用いた投資手法で相場に取り組んでいます。

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