金は地政学的な懸念から安全資産として買われ、米ドル高にもかかわらず、1840ドル付近を維持しています。今週は、非常にタカ派的なFRB会合になることが予想され、金の回復力が試されます。
ウクライナへのロシア軍の侵攻の可能性について地政学的な懸念が高まる中、スポット金（XAU/USD）価格は安全資産としての需要によってサポートされており、今のところドル高によるマイナスの逆風をしのいでいます。XAU/USDは、月曜日のアジアセッションで1830ドル台半ばで始まってから徐々に上昇し、現在のレベルは1840ドル前後です。
米国債市場では、長期債利回りが小幅に低下（10年、30年-1bps）しており、取引は低調に推移していますが、利回りに敏感な貴金属にとっては、やや支援材料として作用しているようです。
ゴールドマン・サックスのレポートでは、FRBが今年中に残りのすべての会合で金利を引き上げる可能性があると警告しており、アナリストの間で注目を集めたものの、市場にはあまり影響を与えなかったようです。確かに米2年債利回りは2bpsほど上昇していますが、前述の通り、他のイールドカーブは横ばいから低下しており、地政学が今までの主な話題となっています。これは、月曜日の米ドル上昇（DXY +0.3%で96.00付近、2週間ぶりの高値付近）の主な要因は、Fed関連よりもセーフヘブン（安全資産）が先行しており、いまのところ、金が強い足取りを維持しています。目先は1840ドルが節目になりそうです。
金先物の分析は動画で配信していますのでご参考になれば幸いです。
YouTubeチャンネルを毎日配信中です。
＞＞ YouTubeチャンネル「すーぱーぶるちゃんねる」
▼LearnCycleTrading公式LINE▼
（LINE ID検索 @923rdtqh）
公式LINEのお友だち追加で、LINE限定レポート「トレードテクニックの構築」をプレゼント中！ また、LINEお友だち限定YouTube動画も配信する予定です。
