金相場 今週の経済指標・要人発言と注目ポイント


NY金は、先週金曜日の終値よりもわずかに低く、米国の取引週をスタートしました。昨日の欧州時間では1800ドル/オンス以上のピークがあったものの、米国債の継続的な上昇により、金相場は再び圧力下にあり、米国10年債利回りは一時1.8%へと上昇しました。

それでは、今週の経済カレンダーを見てみましょう。

注目の米国経済データ
1月12日(水)22:30 // 消費者物価指数(12月)

[コアCPI コンセンサス予想:前年比+5.4% // 前回:+4.9%]

[ヘッドラインCPI コンセンサス予想:前年比+7.0% // 前回:+6.8%]

12月の消費者物価指数が概ね予想通りであると仮定すれば(最近の記録を見る限り、そうでない理由はほとんどない)、インフレデータに関する取引やヘッジ作業は、前年比の数値が高いままであることに対する市場の反応を見極めることです。12月の月次インフレ率は2021年よりも控えめになると予想されていますが、変動の少ない「コアCPI」と総合的な数値(「ヘッドラインCPI」)の12カ月間の数値は、金融危機後の最高水準に近いままとなりそうです。この場合、金特有の反応を予測するのは困難です。一方では、FRBが金融引き締めと金利上昇を加速させるという印象を裏付けるデータであり、その反応関数として金のような非利回り資産に圧力がかかると予想されます。一方、(現在または予想される)インフレがまだ高いという見出しは、金価格にとって好材料となります。今週の消費者物価指数(CPI)が予想通りであれば、金の買い戻しにつながる可能性が高そうですが、その直後は市場がそれを理解するのに時間がかかるかもしれません。

1月13日(木)22:30 // 前週分 新規失業保険申請件数

[コンセンサス予想:+20万人 // 前回:+20万7000人] 。

トレンドラインが20万人付近にある限り、労働市場の回復と引き締めというストーリーを支持し続け、FRBがタカ派路線を継続することを後押しすることになるでしょう。これらのデータは、金価格にとってネガティブな材料となるはずですが、投資家は最近、失業保険申請データだけに強く反応しているようには見えません。

1月14日(金)22:30 // 小売売上高(12月)

[コンセンサス予想:前月比-0.1% // 前回:+0.3%】。]

小売売上高の伸びは、前月比でやや横ばい(または後退を反映する可能性もある)となる見通しです。しかし、アナリストの評価では、2021年の大半(前月を含む)において小売セクターが非常に好調だった結果であるとされています。 それでも、水曜日のCPIについて議論した問題のより穏やかな内容になる場合、金には買い支えが入る可能性はありますが、データにポジティブサプライズがあれば、上昇する米ドルに対して金価格に圧力がかかる可能性もあります。

今週のFedSpeak
今週はFRBの主要メンバーが登場し、アナリストや投資家はFOMCがテーパリングの終了(3月を目標)から最初の利上げサイクルに速やかに移行する用意があるかどうかのシグナルを探ることになりそうです。しかし、今週のFRBの焦点は、パウエル議長の再任とブレイナード副議長就任の承認公聴会です。これらの公聴会では、上院銀行委員会からの質疑が行われ、それぞれ火曜日と木曜日に予定されています。

火曜日 クリーブランド連銀ロレッタ・メスター総裁(FOMC投票者)、カンザスシティ連銀エスター・ジョージ総裁(FOMC投票者)、パウエルFRB議長の承認公聴会、セントルイス連銀のジェームズ・ブラード総裁(FOMC投票者)

水曜日 ミネアポリス連銀総裁 ニール・カシュカリ(非投票者)

木曜日 ブレイナードFRB総裁の公聴会、エバンス・シカゴ連銀総裁(非投票者)

金曜日 ニューヨーク連銀総裁ジョン・ウィリアムズ(FOMC投票者)

以上、今週はこのような状況にあります。テクニカル分析についての観測はYouTubeチャンネルをご覧ください。


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Author: learncycletrading
商品先物・FX・株価指数で独自テクニカル分析(サイクル分析、フィボナッチ分析、プライスアクションなど)・資産管理手法を用いて相場分析を行っています。

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