金相場は、先週金曜日の参加者は少なく、短い市場時間の間に、いくつかの波乱に耐え、1800ドル/オンスを維持して、2021年の最終週を迎えています。
今週は注目すべきデータ発表が非常に少ないことと、(おそらく)取引量も少ないでしょう。例年通り、静かな年末年始を期待したいところですが、予期せぬショックがあれば、いつも以上にボラティリティが高まる可能性があることに注意が必要です。とりあえず、今後の予定を見てみましょう。
注目の米経済指標
12月30日(木)
22:30 // 新規失業保険申請件数
[コンセンサス予想: +20.5万件* // 前回: +20.5万件]
*先週末はほとんどの米国市場参加者が休暇をとっていたため、この「推定値」が通常のアンケート調査によるものであり、報道チームが先週のデータを予測として差し込んだだけではないことは確認できなかった。
12月のFOMC以降、米国の労働市場の回復の強さと進展は、2022年初頭、FRBの新年の政策方針を予測し、その結果として金価格にプラスまたはマイナスの圧力を予測するための重要なマクロデータの1つとなる可能性が高そうです。(労働市場のペースが強く見えるほど、FOMCはテーパリングの終了から利上げ開始までのスピードを速める動きが推定されます。これは金にとって概ねネガティブな傾向となるはずですが、最近この関係においては奇妙なことが起きています。
今週は金融市場の大部分が休日(英国と欧州)または自動操縦(米国)であるため、少ない経済カレンダーに反応した大きな動きは期待できません。しかし、投資家やアナリストは、1月に入り週20万人前後の楽観的なベースラインを確認するため、週間の失業保険申請件数に注目することは間違いないでしょう。現時点では、4週間平均でも20万人近くに減少しており、2022年第1四半期に労働市場がさらに引き締まることを示唆するデータとなっています。
23:45 // 12月 シカゴ購買部協会景気指数(PMI)
[コンセンサス予想:62.2 // 前回:61.8]
今回も例年通り、ニュースやデータ面ではかなり静かな週となりそうです。新規失業保険申請件数は別として、投資家やトレーダーの目を引く可能性の高い発表はこれだけです。特に製造業と生産部門は、「コビッド19」の復活で米国経済がピンチを迎えるか、減速するかを判断する最初の材料として、今後数週間はほとんどのPMIデータを注視していくことになりそうです。現状では、シカゴPMIは春先から50.0を大きく上回る堅調な景気拡大を報告しており、アナリストは中西部のデータセットが2021年の終わりまでこの路線を継続すると予想しています。
さて、今週はこのような展開となりそうです。今年のデータ報告はここまでです。
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