米ドル円 日足戦略・週足戦略

▲日足チャート

日足チャートで考察すると、総じて米国株高およびドル高の趨勢となったことで、ドル円も1月11日高値104.410円を超えて200日EMAを試す展開となっています。

ボトムサイクル分析では、本日で20日目となり、ボトム形成への時間帯に絡んでいます。
また、トップサイクルにおいては、本日で17日目となり前回サイクルが22日であることを考慮すると、トップ形成の時間帯に絡み出したと判断できます。
1月6日ボトム102.585円から二段上げを演じていますが、1月6日安値から1月11日高値までの値幅1.825円を1月21日安値に足した105.150円は一目均衡表の値幅観測論V計算値となり現行の水準はほぼ到達しています。

また、MACDのヒストグラムが前回のトップ(1/11高値)と同水準まで拡大していることで上昇過熱感が出始める水準と思料。ここから上ではトップ形成のエリアと考えます。

現状、一目均衡表の三役好転、ボリンジャーバンド2σ上限に沿った上昇を継続しており、反転のサインは点灯していません。
上値ターゲットとしては、上述したV計算値105.150円が意識され、オーバーシュートで200日EMA(105.40円近辺)が視野に入ってきます。

ボリンジャーバンドの反転サインとして、1σ上限ラインの下抜けとMACDヒストグラムの収縮を確認する必要があると思っています。
反転サインの点灯を確認した場合の下値ターゲットは、現状水準から考察した場合、まずは50%押しポイントとなる103円台後半、そのラインを下抜ける場合は、ボリンジャーバンド2σ下限(103円前半)が視野に入ってきます。

※ 一目均衡表の「三役好転」とは
転換線>基準線   ・・・転換線が基準線を上回る
ローソク足>雲   ・・・現在の相場が抵抗帯(雲)を上回る
遅行線>ローソク足 ・・・遅行スパンが26日前の相場を上回る

▲週足チャート

週足チャートで考察すると、実線は25週EMAを上抜けていることで上値試しの様相を呈しています。
昨年6月以降、一貫して10週EMAを抵抗に下降トレンドを形成していましたが、
今週の相場で25週EMAを上抜けてきました。
オシレータ系指標で考察した場合、MACDやRSIは自律反発の域を脱していませんが、短期的な上昇期待は継続されている状況です。
上値はボリンジャーバンド2σ上限(105円台後半)や昨年3月高値から形成する下降幅の38.2%戻しポイントとなる106円が意識されそうです。

いずれにしても、日足ベースでボリンジャーバンドの反転サインを見極める時間帯と考えます。

<戦略>

【短期(日足)戦略】
日足ベースで下値試しの戦略
下値ターゲット:(1)103円台後半、(2)103円前半

【中期(週足)戦略】
日足の押し目完成から押し目買い戦略
上値ターゲット:(1)106円、(2)107円ミドル


★リスク管理の重要性
投資でもっとも重要なことはリスク管理だと思っています。
以下のことを意識してお客様と利益を追求しています。

投資で勝つために必要な3大要素
① 優位性のある手法(Method)
② ルール化された資金管理(Money)
③ メンタル(Mental)

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LCT
Author: LCT
金融商品取引業者にて投資アドバイザーとして従事。独自のテクニカル分析(サイクル分析、フィボナッチ分析、プライスアクションなど)・資産管理手法を用いた投資手法で相場に取り組んでいます。

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